映画「ボクサー」、「青春デンデケデケデケ」を見る。

映画
池袋新文芸坐に行き、特集「シナリオ作家 石森史郎の青春謳歌」ということで、シナリオを担当した映画「ボクサー」と「青春デンデケデケデケ」を見てきた。

ボクサー(1977年/94分/35mm)

監督:寺山修司
脚本:石森史郎
出演:菅原文太、清水健太郎

 足の悪い主人公(清水健太郎)がボクシングを始め、試合で勝利を目指すお話。
初めからなんか物悲しい曲(J.A.シーザー作曲)から始まり、この映画の流れを予感させる。
スポコンものっていう映画なのかな、と思ったらそうでもない。
市井の人々が集まってくる食堂の名前が「泪橋食堂」って、「あしたのジョー」の泪橋から来ているのかな。「あしたのジョー」の主題歌も寺山の作詞だったし。
「劇団天井桟敷」の人々が、食堂シーンに多数出演している。
なんか、淡々と描いている感じで、感情移入できる人がいない。
ファイティング原田、輪島功一など、有名なボクサーも多数出演している。
具志堅用高も出ていて、主人公と短い挨拶をしている(主人公は沖縄出身という設定)。
それにしても、菅田将暉が出てた「あゝ荒野」の原作もそうだけど、寺山修司がボクシングに拘っているのはなんでだろう、っていうのはふと思った。

青春デンデケデケデケ(1992年/135分/35mm)

監督:大林宣彦
脚本:石森史郎
出演:林泰文、柴山智加

 1960年代初め、香川県の田舎町で、高校生たちがバンドを作る話(原作は直木賞受賞)。
なんか、ホッコリするような話で、手作り感がある。たぶん、手持ちの16mmカメラで撮っているせいかもしれない。
恋愛も含め、あー、こういう高校生活を送りたかったなぁ、と思うシーンが満載で、懐かしい感覚になる。
室内での練習は近所迷惑になるので、野外キャンプでバンド演奏練習するシーンがなんとも良い。やっぱり、カレーを作ったりしてね。
寺の住職の息子役の方(大森嘉之)が良い味出してる。彼がいるせいで、映画に活気が出てくる。
今日、劇場の舞台でトークショーに大森さんが出てきて、当時のエピソードを語ってくれた。
高校生の役だったが20歳だったとのこと、オーディションの時は頭が真っ白になって「鳩ポッポ」を歌ってしまい落選を自覚したこと、撮影が始まる2か月前からエド山口さんのもとで4人とも猛練習をして撮影に臨んだこと、最初からギターを弾けたのは浅野忠信だけだった、など裏話が聞けたので良かった。


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